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「AWS Summit beijing 2016」 光環新網との提携を強調 中国通信規制への適合で本格サービス
2016/09/28 19:15
週刊BCN 2016年09月19日vol.1645掲載
大中華区執行董事
また、容・大中華区執行董事は、8月1日に発表した地場DC事業者の北京光環新網科技(光環新網=Sinnet)との新たな提携について、「中国のICP規制に完全に一致する運営モデルに転換した」と強調した。これまで両者の提携では、北京リージョンの展開についてサーバーはAWS、DCは光環新網と運営主体が分かれており、中国の通信規制のグレーゾーンをかいくぐってサービスを提供していた。そこで新たな提携では、光環新網がサーバーとDCの運営・提供を一手に担い、AWSは後方で技術支援を担当するモデルに転換。北京リージョンは「AWS operated by Sinnet」として提供され、ユーザーの契約先も光環新網に一本化された。
続いて登壇した光環新網の耿殿根董事長は、「AWSの運営主体として、一貫してユーザーに高質なサービスを提供していく」と表明。1999年設立の同社は現在、北京や上海に8つの大規模DCを保有しており、AWSを含め今後3年間で5万ラック以上の収容力を提供していく方針という。
調査会社IDCの「2015年中国パブリッククラウドコンピューティング報告」によると、15年の中国IaaS市場でAWSのシェアは4.3%と6位に甘んじている。サービス開始が14年と、地場大手ベンダーと比べて後発だったことや、グレーゾーンの枠組みで提供してきたことがその要因だ。北京リージョンで提供しているサービス内容も、米国と比べ3分の1程度に限られていたが、今回の新提携を受けて、サービス拡充が進む見込みだ。
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