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「NetEvents」がカリフォルニアで開幕、AIの可能性をアピール
2016/09/23 22:02
100人ほど参加している「NetEvents Global Press & Analyst Summit」
NetEventsは1996年に始まり、今年で20周年を迎えた。その節目の年である今回のイベントの基調講演では、二人のキーマンが登壇して一つのテーマに対して、それぞれの考えをアピール。これまでは一人が基調講演を行っていただけに、趣向を凝らした基調講演となった。
基調講演のテーマは「AI(人工知能)」で、AIが研究の枠から抜け出して、ネットワークやサイバーセキュリティでどのように活用されているかについて説明。まずは、米ファスト フォワード ラボのキャサリン・ヒューム社長が登場。同社は、リアルタイム計算とデータサイエンスの技術を生かした製品・サービスを提供している。SF映画では夢物語のように描かれているAIについて、ヒューム社長は「人間がこれまで考えていたスピードやレスポンスを覆すものであることは確かだが、(人間が)いかに上手に生かして変化に対応できるかが重要になる」と説いた。
米ファスト フォワード ラボのキャサリン・ヒューム社長
次に、米サイランスのスチュアート・マクルーアCEOが登壇。同社は、AIと機械学習技術を利用したエンドポイント・マルウェア防御製品を提供しているベンダーだ。マクルーアCEOは、「最近では、AIが音声認識やネットワーク管理、サイバーセキュリティを網羅している。加えてデータ収集、アルゴニズムサイエンス、機械学習、パターン認識、ファジィ論理などで、さらに実践的になっている」と訴えた。(佐相彰彦)
米サイランスのスチュアート・マクルーアCEO
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