OSK（宇佐美愼治社長）は9月15日、「国税関係書類に係るスキャナ保存制度の要件緩和」を受けて、スマートフォンによる領収書など電子保存に対応した「eValue NS 2nd Edition Rel.4（eValue NS2）」を9月20日に発売すると発表した。10月には「SMILE BS 2nd Edition 会計（SMILE BS2 会計）」とワークフローとの連携強化を予定している。

　今回の法改正により、スマートフォンなどを活用した電子化が認められ、あわせて「とくに速やかにタイムスタンプを付与」という運用上の見直しも行われた。そこで最新版のeValue NS2では、モバイル機器にも対応し、とくにスマートフォンでは小さい画面に最適化したデザインで使えるため、その場で簡単に領収書などを「ドキュメント管理」に登録できる。タイムスタンプは自動で付与されるため、長期出張の際にも、出先から要件を満たした電子化が可能となる。

　ドキュメント管理に登録した領収書などは、ワークフローや会計システムにリンクして活用することができる。同社のSMILE BS2 会計も強化する予定で、「eValue NS2 ワークフロー」を利用した「経費精算」フォームでは、簡単にドキュメント管理上の領収書を紐づけして申請することが可能。最終承認された経費データは、SMILE BS2 会計に仕訳データとして簡単に登録できる。また、領収書（タイムスタンプ付きPDF）の文書属性には経費精算書の管理番号が自動登録される。これにより、仕訳伝票と領収書も一括で関連付けでき、経理担当者の業務を大幅に効率化することが可能となる。

　税別価格は、ドキュメント管理が19万円から、ワークフローが37万円から、ドキュメント管理＋ワークフローのセットが40万円から、スケジューラ・コミュニケーションが19万円から、タイムスタンプオプションが20万円。