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NEC 三井住友銀行が東西センター相互のバックアップ環境を構築 大手銀行の勘定系では国内初
2016/09/15 19:15
週刊BCN 2016年09月12日vol.1644掲載
三井住友銀行は2015年5月、NECのハードウェアを採用した現在の勘定系システムへと刷新。これまでは、東日本センターに設置したシステムを本番用、西日本センターに設置したシステムをバックアップ用として運用していた。
今回、両センターの勘定系システムを本番用とし、店舗単位で両センターのシステムを分散して利用する相互バックアップ環境を構築。両センターが本番とすることで、有事の際にシステムを切り替えるという作業が不要になり、切り替えに伴うリスクを軽減できる。
同システムでは、NEC製メインフレーム専用のオールフラッシュストレージ「iStorage A5000」のミラーリング技術により、東西約500Km離れたセンター間で相互バックアップを実現。また、NEC製ミドルウェア「DIOSA」において、更新電文をインメモリで高速処理する機能を開発し、ストレージのミラーリング技術との組み合わせにより、勘定系システムの設置場所を意識しないアプリケーション処理を可能にした。(畔上文昭)
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