ニュース
WEIC 「SALES BASE」が中核事業に成長 新規アポ獲得から受注までを包括支援
2016/09/01 14:19
週刊BCN 2016年08月29日vol.1642掲載
SALES BASEの利用の流れとしては、まず、ユーザー企業が売りたい商材、販売ターゲット、売上目標などの情報をもとに、WEICのコンサルティング部隊が受注戦略を構築する。この段階で、受注戦略にもとづき、受注につながりやすいアポイントの条件(商談獲得条件)や、目標達成に向けて必要なリード獲得数、そこからのアポ取得率、全アポ数を母数とする受注率など、各営業プロセスにおけるKPIを定義する。これらが固まったら、WEICが蓄積している大量のテレマーケティングデータなどをもとに構築した法人情報データベースから、独自の分析アルゴリズムによりユーザーの商材に適したターゲットを抽出する。同時に、テレマーケティングの「台本」となるトークスクリプトも同社から提案。ユーザー側がゴーサインを出した段階で、WEICのコールセンター要員がインサイドセールスを開始することになる。インサイドセールスがスタートすると、商談獲得条件に適合したアポイントが、自動的にユーザー企業の営業スタッフのスケジュールに追加されていく。
社長
ユーザーごとに専用のデータベースも構築し、日々貯まっていくテレマーケティングデータを分析して、商談獲得条件やトークスクリプトの内容、営業プロセスごとのKPIなどは継続的にブラッシュアップしていく。こうしたプロセスもWEICのコンサルがサポートするため、スタッフの増強も急務だ。内山社長は、「コンサル部隊には、インサイドセールスを経験し、質の高いアポイントを獲得するためのノウハウを身につけた人材を充てている」と、人材の質に関して自信をみせる。現在のコンサルスタッフは15人ほどだが、急ピッチで増員を進める。
SALES BASEのサービスには、グループウェア、SFAの機能をもつクラウドアプリケーションも含まれるが、他社のSFAやCRMなどとのシームレスな連携機能も整備していく方針だ。(本多和幸)
- 1