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ミラクル・リナックス、GMOインターネットが「Hatohol」を採用
2016/08/05 15:01
ConoHaは、定額制の料金体系でビジネスやトラフィックの規模に応じてシステムを柔軟に構成することができる、低コストで高性能な日本発のクラウド プラットフォーム。2013年にVPSサービスとして提供、15年5月にはOpenStackによるIaaS型のオールSSDクラウドサービスとしてリ ニューアルしている。
GMOインターネットでは、サービスの急速な拡大や拠点増にともない監視対象が増大。アラート発生時に対応プロセスの作業負荷が増大するなどの課題を抱 えていた。サービスのリニューアルに合わせて、日本、米国(サンノゼ)、シンガポールの3拠点にデータセンターを設けることが決まったタイミングで、複数 のリージョンにある多数の監視サーバーをより効率的に統合監視するための基盤を整備する必要があった。
従来、同社の監視ツールにはオープンソースのNagiosを使用。Nagiosから派生したツールも含めて複数の統合監視ソフトウェアを比較検討した結 果、同社の顧客にオープンソースのZabbixユーザーが多く、社内にもZabbixに詳しい開発メンバーがいたことから、Zabbixの採用が決まっ た。さらに、ZabbixとNagiosを含めた監視の一元化やスケールアウトへの対応が見込めることから、Hatoholの採用が決定した。オープンな 開発体制や、ミラクル・リナックスのバックアップで将来的な機能改善にも期待がもてる点も採用の決め手となった。
GMOインターネットではサービスのリニューアル以降、Hatoholによる監視の一元化を進め、今後も増加が予想される運用監視負荷の軽減と、サービ ス品質の向上に取り組んでいる。将来的には、「監視サービス」をクラウド上で提供することも視野に入れており、その基盤としてHatoholの活用を検討 していく予定。
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外部リンク
ミラクル・リナックス=https://www.miraclelinux.com/
GMOインターネット=https://www.gmo.jp/