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NTTソフトウェア、メール誤送信防止ソフトウェアの新バージョン
2016/07/28 19:12
同社は、メール誤送信防止ソフトウェアを03年から販売している。多くの顧客のインシデント情報を収集し、誤送信を起こしやすい人間の行動パターンを抽出してきた。メール誤送信を「ゼロ」にするためには、ヒューマンエラーを起こしてしまう人間の特質を理解した上での対策が重要であることから、今回、新たに人間工学の考え方を取り入れ、大幅なバージョンアップを実施したという。
人間工学の考え方では、人間の情報処理工程は3つの要素「知覚」「認知」「運動(操作)」で定義されている。今回のバージョンアップでは、これまでの機能に対して、この3要素でのヒューマンエラーによる誤送信を防ぐための仕組みを新たに導入することで、メール誤送信を「ゼロ」に近づけるための対策を行う。
「知覚」での誤送信防止としては、誤送信をしてしまいがちな重要な項目のみに視線を集めるために確認画面での情報量を最小限にする。さらに、文字サイズ、太字などの強調表現を適切に使用することで視覚的に確認しやすいデザインに変更する。
「認知」での誤送信防止としては、送信履歴と比較して、初めて送る宛先には送信時のボタンを警告色に変えることや、メールアドレスのドメインから判断して宛先が同じ会社であればまとめて表示することができる。これにより、宛先の思い込みメール誤送信を未然に防止する。
「操作」での誤送信防止としては、誤送信のリスクを自動的に判別し、リスクが低い場合は確認画面を出さず、確認が必要な場合には確認画面を表示することで、人間の「操作」行為に対する抑止効果を高める。
税別価格は、永年ライセンス購入が50ユーザーで24万5000円から。年間保守料金はソフトウェアライセンス価格の15%(初年度必須)。年間サブスクリプションは50ユーザーで8万円から。
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