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エクセルソフト iOS/Androidアプリを C#で開発できる「Xamarin」 Windows開発者のモバイル対応を容易に
2016/06/16 19:12
週刊BCN 2016年06月13日vol.1632掲載
ビジネスデベロップメント
マネージャー
Xamarinを利用した開発では、アプリケーションのロジック部分に関するコードをC#/.NETで記述し、Windows/iOS/Androidで共通化できる。基本的にUI部分は各プラットフォームごとに作成する必要があるが、「Xamarin.Forms」と呼ばれるライブラリを利用すると、制限はあるもののUIのコードも一定範囲で共通化が可能。また、iOSアプリケーションのビルドおよび署名にはアップルの提供するツールや証明書が必要になるため、Macの実機が最低1台必要になる。
業務用のタブレット端末としてはiPadが普及しているが、最近ではWindowsタブレットのシェアも拡大しており、アプリケーションのマルチプラットフォーム対応が大きな課題となっている。田淵マネージャーによると、コンシューマ向けサービスのみならずエンタープライズ領域のアプリケーションでもXamarinの導入が増えているといい、業務システムの開発者にも生産性向上に有効なツールとなっている。
無償化によりXamarin自体の販売は終了したが、エクセルソフトではXamarinに対応したサードパーティのUIキットなどの製品を取り扱うほか、Xamarin関連での事業の可能性を検討していく。また、田淵マネージャーは引き続きコミュニティなどを通じたXamarinの普及活動に参画するとしている。(日高 彰)
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