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BASSなど サービスアウトソーシングの 国際交流会 「ビジネスモデル変わった」と鐘理事長
2016/06/16 19:12
週刊BCN 2016年06月13日vol.1632掲載
鐘明博
理事長
一方、新規参入したIT企業に関しては鐘理事長は、「従来型(下請けのシステム開発)の道を歩んでいない。新しいビジネスモデルで、直接クライアントと接触している」と説明。「これからの新興企業には、今日のリーディングカンパニーよりもすぐれた企業が現れるだろう」と期待を示した。
大須賀正之
グローバルビジネス
研究会
代表幹事
また、日本の情報サービス業について、産業別売上構成比に占める製造業、金融・保険業、卸売・小売業の割合が高いことを挙げ、「これらの産業は、現在ホットなFinTechやIoT、AIなどを積極的に活用している業界だ」と説明。こうした技術を活用することで実現されるデジタル化については、「一つの企業、一つの国では、成し遂げることができない。お互いの強みをもちより、協力して初めて実現できる。日本と中国をはじめとする各国が協力していくことが重要だ」と述べた。
このほかイベントでは、2015年に北京サービスアウトソーシング業界の発展に貢献した企業の表彰も行われた。BASS会員企業のうち10社が選ばれ、日系では、各種業界向けのクラウドプラットフォームを提供する日立解決方案(中国)と、ホテル業向けソリューション「NEC Smart Hospitality Solutions」をリリースしたNEC(中国)が表彰された。
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