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クラウディアンなど4社、ディープラーニングを活用した屋外広告の実証実験
2016/04/20 19:11
今回のOOHプロジェクトでは、今までターゲティング広告が難しいといわれていたデジタルサイネージの屋外広告分野で、ディープラーニングによる人工知能(AI)と、IoT(Internet of Things)が集める膨大な映像情報と属性情報、高速にビッグデータを保存・分析する最新ソフトウェア技術、性能と経済性の高いハードウェアを最適に組み合わせて活用し、屋外広告でのターゲティング広告の実用化を目指す。
第一弾として、屋外設置ビデオカメラの映像からリアルタイムに車種を判別し、その車種の所有者の関心が高いと思われる広告を、道路沿いのデジタルサイネージに表示する実証実験を都内で実施する。今までは事前に決められたスケジュールに従って流していた屋外広告を、ディープラーニングを用い自動車のメーカー名、車種の分類、モデル名などを高精度でリアルタイムに認識・判別することによって、対象の自動車ごとに最適化された内容で、タイミングよく表示していく。
また、デジタルサイネージへの広告配信だけでなく、時間帯別・車種別交通量や走行速度も自動的に計測し、数値化することが可能になるため、従来の人手による計測データとは異なり、常時正確な交通量の把握ができるようになる。これによって、詳細な媒体価値の測定はもとより、さらに汎用的な交通量調査にも応用範囲が期待できる。
今後は、自動車のターゲティング広告とショッピングモールや観光地での行動アトリビュート連動や、自動車に加えて人(消費者)の行動分析などについての実証実験も計画している。
なお、同プロジェクトでは、ディープラーニングをCPU上で高速演算するために、インテルから次世代高速ベクター処理技術の支援を受けている。
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スマートインサイト=http://smartinsight.jp/