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ティントリジャパン 仮想環境用ストレージで新たにCitrixをサポート マルチテナントやGPU仮想化に対応
2016/04/14 19:11
週刊BCN 2016年04月11日vol.1624掲載
アンドリュー・リー
執行副社長
そして、単一のストレージシステム上で、複数の異なるハイパーバイザーの混在稼働に対応するのも特徴だ。米ティントリでアライアンスを担当するアンドリュー・リー執行副社長は、「異種のハイパーバイザーを“相乗り”で運用できるのはティントリの大きな優位性の一つ。クラウド事業者は顧客の要求に応じて、複数の仮想化技術を選択肢として提供できるし、ユーザーがハイパーバイザーを別の製品に切り替えたいときもスムーズに対応可能だ」とアピールする。今回新たにサポートしたCitrix XenServerはGPU仮想化で早くから実績があり、CADアプリケーションをクラウド経由で提供するといった需要での採用拡大も期待できる。
また、リー執行副社長は「当社製品は高い顧客満足度を得ており、平均すると顧客あたりの売り上げは1年半で初期導入額の3倍に達する」と説明。1台のティントリ製品を導入した顧客は、最初の導入から1年半以内に2台目、3台目の製品を購入しているという意味合いだ。現在、日本市場では製品ディストリビューションや運用サポートで数社とパートナーシップを結んでいるが、今年はSIerを新規パートナーとして獲得したいとしており、ティントリ日本法人からSIerへのサポート体制も拡充していく方針。(日高 彰)
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