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イースタン電子工業 三次元測定機の販売領域を拡大 簡単、高速・高精度を売りに
2016/03/29 14:40
週刊BCN 2016年03月21日vol.1621掲載
常務取締役
最大の特徴は、全機種に搭載する「InSpec(インスペック)」という測定ソフトウェアで、マウスなどを使って直感的に操作できるため、専門測定者でなくても簡単に扱えることだ。InSpecは専用OSでなくWindows互換のため、画面操作はパソコン操作ができれば使えるほど簡単。萩元常務は「複雑なプログラミング作業は一切不要。誰でも、数日の短期研修で習得できる。人的面を含めた測定コストの削減や検査時間の短縮につながる」と、高額で専門測定者が必要な競合大手の測定器に比べ、優位であると強調する。
従来は、自動車部品の製造・加工会社や人工関節を含めた医療機器メーカー、電子部品、金属加工メーカーなどからの受注が多かった。最近では、多品種・小ロットで製造する中小企業からのオーダーが増えているほか、工場が製造ラインの一角に同社の測定機を導入する例が出てきている。
千葉県松戸市の本社には、すべての備品の保守部品を備え、マイクロ・ビューのアフターケアやサポート要員と工場を置いている。導入前に納入先で扱う部品などの事前の測定検証のサービスも行っている。萩元常務は「電気自動車のように製品が高機能化するに従い、部品点数が増える。これに比例してマイクロ・ビューの需要は高まる」と、販売増に期待する。(谷畑良胤)
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