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ウォッチガード 新製品を続々と市場投入 すべてのレンジでFireboxを展開
2016/03/10 19:11
週刊BCN 2016年03月07日vol.1619掲載
プリセールスエンジニア
UTMアプライアンスのT30/T50は、それぞれ「XTM25/XTM26」と「XTM33」の後継機。PoE(パワーオーバーイーサネット)ポートを標準装備しており、AP300と併用すればAP300に対して電源供給できるとともに、セキュアで広範囲な無線LANネットワークを利用することができる。また、設置作業を容易にする「RapidDeploy」機能や、リアルタイムにネットワークセキュリティ状況を把握できる「Dimension」機能を無償で利用できる。T30/T50の販売対象は、目安として約35ユーザーまでの小規模ユーザーや大企業の支社とオフィス、IT管理者が不在の小規模ユーザー向けMSSP(マネージドセキュリティサービスプロバイダ)などを想定している。
最上位モデルのUTMアプライアンスM4600/5600はそれぞれ、「XTM800シリーズ」、「XTM1500シリーズ」「XTM2520シリーズ」の後継機種。ネットワーク拡張ベイや冗長電源を実装。高速かつ柔軟なネットワークを備えており、同社製品のなかでも「最高」の性能としながら価格を抑え、「圧倒的な価格パフォーマンスを実現している」(システムエンジニア部の正岡剛・プリセールスエンジニア)という。対象となるマーケットはそれぞれ、M4600は教育機関や地方自治体、大企業の支社オフィスなど約1500ユーザー規模。M5600は、小中規模の大学キャンパスや大企業本社など約1500から7500ユーザー規模を想定。「本部拠点に導入し、拠点間の“ハブ”として機能させることに最適な製品」(同)だという。
また、「一昨年より、XTMシリーズからFireboxシリーズへと、ブランドの移行を進めてきており、このM4600/5600ですべての移行が完了した」(同)として、同社では今後、パートナーと連携し、あらゆる規模のマーケットに対してFireboxシリーズの販売を強化していく構えだ。(前田幸慧)
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