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【速報】日経BP、2016年春のエンタープライズICT総合展を東京で開催
2016/03/10 19:11
日経BPのイベント・教育事業局イベント企画1部大松秀男部長は、「昨年と比べクラウドが浸透してハイブリッドクラウドのセッションが増えた。話題のIoTでは具体的な事例が出てきた」とイベント全体の傾向を捉えつつ、「パートナーと合同での出展形態も増えている」と、各社のパートナー連携が強化されている現状を語った。いくつかの特徴的なブースを紹介する。
昨今注目を浴びるIoTというキーワードでは、東芝が「Chip to Cloud」を展示。各デバイスに組み込んだエージェントソフトウェアが必要な情報のみをクラウドでやりとりし、ネットワークの負荷を最小限に抑えて解析が可能になる。また、音声や映像から、人の意図と状況を解析するクラウドサービス「RECAIUS」も紹介し、東芝グループ内で培ったIoTへのノウハウをもとに、グループ外のパートナーともビジネスを進めるべく積極的なマーケティング活動を行っている。
開発ツールという観点でユニークな商材を展示していたのはグレープシティ。エクセル感覚でウェブアプリをつくることができる「Forguncy」と、小規模・低コストで簡単にさまざまなプラットフォームのアプリ開発が可能な統合開発環境「Xojo」を紹介。それぞれ販売開始から約1年半、半年と日が浅い商材だが、多くの開発者から支持を受け堅調に売り上げを伸ばしているという。
ウインマジックは、NECキャピタルソリューションやパナソニックをはじめとするパートナーとともにブースを展開。ウインマジックの田沼洋之プリセールスエンジニアは「従来セキュリティ系のイベントではパートナーと共同出展していたが、昨今のクラウドセキュリティの盛り上がりで、クラウド系のイベントでも共同出展することになった」とクラウドセキュリティ市場の盛り上がりと今回の出展経緯を説明した。
ウインマジックのほか、日本アイ・ビー・エムのSoftLayerをはじめとする「IBM Cloud」、サイボウズが提供する「kintone」もパートナーと共同でブースを展開。「今回はkintoneというくくりで8社が集まった。このような形態を東京でやるのは初めて」と、kintoneプロダクトマネージャーの伊佐政隆氏はクラウド市場の盛り上がりを語った。
今回の展示会は3/11(金)18時まで開催される。
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外部リンク
東芝=http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm
東芝のIoT=http://www.toshiba.co.jp/iot/index_j.htm
グレープシティ=http://www.grapecity.com/jp/