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週刊BCN、タブレット端末とIoTをテーマにセミナーを開催
2016/02/18 19:08
基調講演は、『週刊BCN』の畔上文昭編集長が登壇。「IoT時代のタブレット端末」をテーマに講演した。畔上編集長は、PC市場が伸び悩むなかでタブレット端末は伸びていて、なかでもWindowsタブレットの伸び率が高いと紹介。通信コストの低価格化などもあり、タブレット端末の活用範囲が広がっているとして、IoTを絡めた活用事例を紹介した。
次のセッションでは、「ビジネス用途で選ばれるCLIDEタブレット-その魅力と活用方法」と題し、テックウインドの加藤幸司・営業本部PM1部プロダクトマネージャーが登壇。「さまざまなユーザーニーズに応えるために、自社でタブレット端末を開発した」と、同社のタブレット端末「CLIDE」シリーズを紹介。高性能かつ安心サポートがついて、コストパフォーマンスが高いことをアピールした。また、Windowsタブレットの差異化ポイントとして、背面タッチパッドを搭載していて、「画面を指で汚さない。画面を指で隠すこともない」と、商談などに有効活用できることを紹介した。
テックウインドではタブレット端末のOEM/OEMサービスを展開している。OEM/OEMサービスを利用するメリットについて、加藤マネージャーは「海外との取引は、品質や納期など、さまざまな問題が発生する。テックウインドが間に入ることで、問題を吸収する」と紹介した。事例として紹介したのは、ジャストシステムの「一太郎 2016」の発売記念モデル。発売前の予約で完売したという。また、ソフトバンク コマース&サービス(ソフトバンク C&S)にもオリジナルモデルを提供している。
セミナーでは、特別ゲストとしてソフトバンク C&Sの湯浅昭吾・ICT事業本部MD本部課長が登壇。「昨年からWindowsタブレットが盛り返している。自社でWindowsタブレットを開発しようとしたが、リスクを考慮してテックウインドにお願いした。大手メーカー品に続き、今では3番目の売れ筋商品になっている」とテックウインドからOEM供給を受けているタブレット端末をアピールした。この実績から、「今後もディストリビュータならではの製品を開発し、提供していきたい」と語った。
テックウインドでは、キッティングサービスも提供している。加藤マネージャーは、「製品開発からキッティングまでのワンストップで提供する企業は少ない。ここは当社の強みだと考えている」とアピールした。設定代行も行うため、すぐに使い始めることができると高い評価を得ているとして、不動産会社での事例などを紹介した。
最後に加藤マネージャーは、「顧客ニーズに応える製品を引き続き提供していく」とし、タブレット端末の開発に注力していく姿勢をアピールし、講演を締めくくった。
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