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テックウインド バーティカル市場向けのタブレット端末 他社製品と一線を画す機能・サービスを提供

2016/01/21 19:07

週刊BCN 2016年01月18日vol.1612掲載

 テックウインド(王夢周社長)は、Windows 10を搭載したタブレット端末「CLIDE W10A」を発売した。CLIDE W10Aは、法人市場のなかでも特定のニーズをもったバーティカル市場向けの製品で、同社が強みとするOEM・ODMサービスやキッティングサービスで、SIerやアプリ開発会社と協業し拡販を図っていく。

 CLIDEは、「高性能」「安心」「低価格」の三つをコンセプトに、同社が代理店を務めるインテルのCPUを採用、サポート体制も整えながら高コストパフォーマンスを発揮するというタブレット端末。CLIDE W10Aは、10.1インチサイズで、付属のキーボードによってノートPCスタイルでも利用できる。WiーFiは2.4GHz/5GHzに対応、USBは、microUSBに加えて、フルサイズUSBポート(Type A)も搭載する。1920×1200の液晶解像度に、64GBのストレージ容量を備え、加藤幸司・営業本部PM1部プロダクトマネージャーは、「この価格帯の製品としては高性能」だと自信をみせる。

 CLIDE W10Aの大きな特徴は、「背面タッチパッド」の搭載だ。接客や商談時に画面操作を行う場合でも、端末背面のタッチパッドで画面をマウス操作できるため、画面を隠さずに相手に説明することができる。タブレット端末のコモディティ化によって性能面での製品差がなくなりつつあるなか、前例がないような機能を搭載することで差異化を図ったという。「製品のリリース以降、さまざまな市場の新規のお客様から問い合わせを多く受けている」(仲谷淳・営業本部執行役員営業本部長)と好評のようだ。

 また、パートナー企業向けにOEM・ODMサービスを提供する。タブレット端末の生産工場の選定からアフターサービスまで、中国のODMベンダーとの間に立ってパートナー企業を支援する。キッティングサービスも提供しており、「メーカーでありながら、キッティングができる環境も備えていることで、顧客の要望に合った製品をつくることができる」(加藤プロダクトマネージャー)という強みをもつ。今後、アプリ開発企業やSIerとの協業を強化していくことで、さまざまな顧客のニーズに応えることのできる体制をつくっていく方針だ。(前田幸慧)

仲谷淳・営業本部執行役員営業本部長(左)と加藤幸司・営業本部PM1部プロダクトマネージャー
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テックウインド=http://www.tekwind.co.jp/

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