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米シトリックス、米マイクロソフトとのパートナーシップ深耕をアピール、製品の新機能追加も
2016/01/13 19:07
2日目の基調講演で、米シトリックスでワークスペース関連ビジネスの責任者を務める、ビル・バーリー・バイスプレジデントが登壇し、マイクロソフトの法人向けコミュニケーションツール「Skype for Business」について、「1億ユーザーを超えて、米国ではPBXの代わりになっている。フォーチュン100社中90社が利用している」ことを告げた。加えて、「当社はマイクロソフトの戦略的なパートナー」と改めて訴えながら、米マイクロソフトでクライアントとモバイルを担当するブラッド・アンダーソン・バイスプレジデントを紹介した。
壇上に招かれたアンダーソン・バイスプレジデントは、Skypeやクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」など自社の製品・サービスの優位性を説明しながら、「シトリックスとは、さまざまな製品で連携している」とアピール。これを受けて、米シトリックスのバーリー・バイスプレジデントは、「Windows Server 2016にもいち早く対応していく」考えを示した。
(写真左/スクリーン)
2日目の基調講演は、「Tech Talks Keynote」と称して、全体的な戦略を説明する前日と比べて製品技術に特化した内容だった。デスクトップ仮想化製品「Citrix XenDesktop」で、業務アプリケーションがセキュアに使える機能「Browser App Service」の追加を2016年第1四半期をめどに提供することを発表したほか、アプリケーション仮想化「Citrix NetScaler」で、2015年末にブログで発表した「CPX」が「OPS(運用)」と「DEV(開発)」という相対する手法をカバーしていることにも触れた。
このほか、セキュアなファイル同期や共有サービスが可能な「ShareFile」でコネクタ機能の説明、まだ日本市場には出ていないワークスペースの作成・配信・管理が可能なクラウド「Citrix Workspace Cloud」の強みも披露した。(佐相彰彦)
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