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インテル 「Intel IoT ASIA 2015」を開催 IoTへの取り組みを紹介
2015/12/17 19:07
週刊BCN 2015年12月14日vol.1608掲載
DCSエンベデッド・
セールス・
エンベデットDCSディレクター
ロニー・マカリスター氏
続いて、米インテル IoT事業本部 副社長 兼 IoT戦略・テクノロジーオフィス 本部長のローズ・スクーラー氏が登壇し、基調講演を行った。
スクーラー氏によると、IoTの世界を実現するためには、「リファレンス・アーキテクチャ」「IoT製品ポートフォリオ」「パートナーエコシステム」の三つが重要であるという。インテルは、IoT向けリファレンスモデルを実装した「インテル IoT プラットフォーム」を提供。IoTプラットフォームのリファレンスアーキテクチャでは、今までネットワークにつながっていなかったモノをゲートウェイを介して、セキュリティを担保しながら接続する。これにより、モノそのものにコンピューティング能力と接続性をもたせ、セキュリティをモノのところまで広げるという。
IoT戦略・テクノロジー
オフィス本部長
ローズ・スクーラー氏
エコシステムについて、スクーラー氏は「IoTのさらなる拡大は、1社だけでは成し得ない。広い企業がかかわるエコシステムが必要であり、われわれのビジョンを具現化するみんなの努力が必要」と訴えた。実際に、インテルのパートナーであるSAPは、インテル IoT プラットフォームと「SAP HANA Cloud Platform」を活用したIoTソリューションを開発する予定で、現在パイロット段階にあるという。
スクーラー氏はIoTを、「(PC、インターネットに続く)第三のコンピューティングの波」と表現する。IoTを活用することで、「今まで想像もしていなかったようなデータの利用が可能になる」と期待を示し、そのためには、オープンかつセキュアで、インテルとエコシステムを介してみんなの努力を結集することの重要性を強調した。(前田幸慧)
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