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FUSION インバウンドビジネス支援を強化 「微信」ユーザーの行動分析を実現
2015/12/10 19:07
週刊BCN 2015年12月07日vol.1607掲載
総経理
ただし、OSSビジネスの主な収益は保守サポートで、急激には売り上げを伸ばせない。そこで第2の事業の柱として立ち上げたのが、日本企業のインバウンドビジネス支援サービスだ。すでに日本企業向けに「微信」の公式アカウント開設や運用支援を手がけており、澤戸総経理は「近年、中国人によるインバウンド需要が注目されているが、これを20年の東京五輪までの一時的な需要とみる日本企業もある。こうした企業には、店舗で中国人の来店をただ待つだけでなく、彼らが中国に帰った後も継続的にPRを行い、自社に興味をもってもらえるようにしたいというニーズがある」と話す。
「微信」の公式アカウント開設や運用支援を手がけるITベンダーは他にもあるが、澤戸総経理は「12月末に立ち上げるポータルサイトは、まだ競合も手がけていない」とみる。すでに、日本で中国人インバウンドビジネスの支援事業を手がける企業とパートナー契約を交わした。同社の顧客基盤を活用し、効率的に加盟企業を獲得する戦略だ。澤戸総経理は、「事業モデルを確立するために、まずは100社の加盟企業を獲得したい。パートナー企業も募集している」と語った。
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