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SKテレコムと現代通信 IoT基盤のスマートホームサービス事業の提携でグローバル市場へ布石

2015/11/26 19:07

週刊BCN 2015年11月23日vol.1605掲載

 11月5日、SKテレコム(SKT、張東鉉社長)は、スマートホームソリューションプロバイダ最大手の現代通信(李建九代表取締役)と、IoT基盤のスマートホームサービスおよび連携する製品の開発・販売に向けた業務提携を発表した。

 SKTは今年5月、オープン型スマートホームサービスの商用化を皮切りに、スマートホーム事業を本格化。事業攻略の糸口の一つとしてスマートホーム住宅の認証事業を推進している。スマートホーム認証住宅とは、建築会社が物件の予算、住宅地の面積に合わせて、設計の段階でSKTのスマートホームサービスを住宅にビルトインすることだ。建築会社はSKTのスマートホーム認証でプレミアム感を創造し、戸数販売増を実現、SKTは、スマートホームサービスの拡大を図ることができる。

 現代通信は150の有力な韓国の建築会社に、Wall-Padを基盤にしたホームオートメーション、ホームネットワークなどのソリューションを提供している。顧客数は、約800棟のマンション、団地の100万世帯を誇る。一方、SKTは韓国最大のスマート機器のユーザー数を誇っており、両社は、提携によるシナジー効果を期待している。

「IoT Week」の会場で記念撮影

 SKTスマートホームタスクフォースのチョ・ヨンヒュンセンター長は、「ドアフォン、Wall-Padなどの老朽化が進み、次世代製品への交換を契機に、現代通信との連携を強化し、サービスの拡大を図りたい」とし、築き上げた実績を強みにグローバル事業の発掘でも、協業関係をより強固なものにしていくとした。

 現代通信の李代表取締役は、「最高レベルのスマートホームソリューションの開発・販売に向けて、協力関係を深めていく。今後、NFC技術を活用したドアや照明、冷暖房の制御、ドアフォンなど、スマートホーム関連のモバイルアプリの開発で、協力していく計画だ」とし、製品・サービスの開発にとどまらず、提携によるマーケティング活動の相乗効果にも大きな期待を寄せた。(文/鄭麗花)

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