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クリックテック・ジャパン SQLを使わない“BI”をアシストにOEMで提供を開始 国内ではOEM提供に注力
2015/10/29 19:04
週刊BCN 2015年10月26日vol.1601掲載
ジェイ・パウエル社長
すべてのデータは、関連性をもったかたちで保有するため、重複する情報などをもつ必要がないことから、データ量も最小化できる。また、Qlik Senseはデータをメモリ上で展開して処理するため、処理スピードも速いという特徴がある。データ量を最小化することから、インメモリDBが求める大容量のメモリを用意する必要もない。
こうした性能を評価して、アシストでは自社サービスにQlik Senseを取り込んだというわけだ。クリックテック・ジャパンは今後、同様のOEM展開を他のパートナーに向けて展開していく予定である。
「SIerに対するプレッシャーは、どんどん大きくなってきている。例えばユーザーの要求が高度になっているにもかかわらず、システムを短期間で構築しなければならない」と、クリックテック・ジャパンのジェイ・パウエル社長は説明する。そうしたなかでの差異化要因として、BI環境をすばやく提供できるQlik Senseに大きなアドバンテージがあるとしている。「しかも、データサイエンティストがいなくても、データを簡単に分析できる」とパウエル社長。多くの日本企業は、社内にデータサイエンティストを抱えていないため、ユーザー企業への提案に有効なツールとなる。パートナーには、こうした点もアピールしていく考えだ。
ちなみにアシストは、システム運用時に発生するイベント情報の管理基盤「千里眼 イベント管理 for JP1」において、クリックテック・ジャパンのBIプラットフォーム基盤「QlikView」を使用した分析レポートを提供している。今回はそれに次ぐ取り組みとなる。
クリックテック・ジャパンは、今回のOEM提供を足がかりにして、Qlik SenseとQlikViewのOEM提供を推進していく考えだ。(畔上文昭)
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