ニュース
ビットアイル、ベアメタルクラウドサービスに参入、物理サーバーの高速I/O処理の強みを前面に押し出す
2015/10/15 19:04
「ビットアイルクラウドベアメタルサーバ」の上位サービスでは、1秒間のストレージへのI/O回数を示す“IOPS”は最大70万回で、「仮想サーバーをベースにしたパブリッククラウドサービスのIOPSの多くは5000回程度」(ビットアイルの前川和也・プロダクトマーケティング部主任)といわれているのに比べて、大幅に高速化している。
高速化を実現するにあたって採用した上位サービスのストレージには、PCIスロットに差し込むタイプのファーウェイ(華為技術)製の「ES3000 V2 PCIe SSDカード」を採用。サービス価格は上位サービスが月額8万5000円(税別)、通常のハードディスク・ドライブ(HDD)を使ったエントリーサービスは月額2万4000円と、競争力のある価格帯に設定した。
同サービスのファーストユーザーは、グリーグループのゲーム会社のポケラボで、70万IOPSを処理する上位サービスを採用している。ビットアイルでは、高速I/O処理を必要とする業種・業務を主なターゲットとして、ベアメタル事業で向こう1~2年のうちに累計50案件の受注を目指していく予定だ。
- 1
関連記事
エクイニクスのビットアイル買収劇 国内DCの規模を倍増へ DC専業事業者の再編が加速
米エクイニクス、ビットアイルに対して株式公開買付け、買収価格の総額は333億円の見通し
ビットアイル iDC本部DCサービス部 カスタマーリレーショングループ課長 原 拓人