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エフセキュア 中小企業・自治体向けにクラウド型製品を拡販 中小で高まるセキュリティ需要に対応
2015/10/08 19:04
週刊BCN 2015年10月05日vol.1598掲載
カントリーマネージャ
新代表のマーティン氏は、バリューコマース、アバイア、インタラクティブ・インテリジェンスなどグローバル企業の日本法人で20年にわたって営業とマネジメントの経験を重ねており、日本のIT市場の特質をよく知る人物。エフセキュアのグローバル事業では、通信事業者やインターネットサービス事業者を通じた販売が主だったが、マーティン氏は「日本の中小企業は、IT製品の導入にあたってSIerや販社による提案を重視しており、当社製品の販売においてもパートナー中心になるのは間違いない」と話し、日本法人ではPSBの販売を中心としたパートナー向けトレーニングプログラムを拡充しているという。「1次、2次代理店といった階層型で販売を管理できるポータル画面を備えているほか、販売に応じてMDF(マーケティング開発資金)を還元する仕組みも準備している。PSBをより売りやすく、売りたくなる製品にするよう、販売チャネルの意見を採り入れていく」方針で、実際に今年、同社は国内のSaaS型セキュリティソフト市場で大きくシェアを伸ばしているという。
マーティン氏は、「規模の小さな組織ほど、一度のセキュリティ事故で事業の存続そのものが不可能になるリスクも高い」と指摘し、今後は中小企業でも情報保護の意識が高まり、セキュリティ製品の需要がさらに拡大するとの見方を示した。(日高彰)
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