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キヤノンS&S、沖縄データセンターを活用した中小企業向けハウジングをスタート
2015/08/06 19:03
お手軽運用パックは月額4万6500円(税別)からで、ユーザーの利用可能なスペースはサーバーラックの「4U」相当。キヤノンS&Sと沖縄DCを運営するキヤノンMJグループのクオリサイトテクノロジーズによるサポート・サービスを含む。「サポート・サービスを含んだ4U相当のハウジングサービスとしては業界最安値」(キヤノンS&Sの石井雄太・クラウドビジネス企画課課長)と、競争力のある価格帯にした。
価格を抑えられた背景には、(1)NTT東西地域会社のベストエフォート方式の光回線「Bフレッツ(フレッツ光)」が、クオリサイトテクノロジーズの本社がある沖縄県・名護市近辺のDCでも利用可能になったこと(2)ハウジングに使う機材をNECやヤマハ、フォーティネットなどに限定していること(3)通信回線の費用を除いてコストパフォーマンスに優れた沖縄DCを活用していることなどが挙げられる。
沖縄DCはコストパフォーマンスに優れる一方、「通信回線がどうしても割高になっていた」(同)ことがネックになっていた。しかし、今年5月頃からクオリサイトテクノロジーズのDCでも、ベストエフォート方式で割安のBフレッツが使えるようになったことから、今回のお手軽運用パックサービス商材の開発を決めた。
「自社専用のIT機材を使いたい」、あるいは東名阪大都市部との同時被災の可能性が限りなく少ない沖縄DCを活用することで「事業継続性を高めたい」といった中小企業や大手企業の部門ユーザーをメインターゲットとして、2016年12月末までに100セットの販売を見込んでいる。
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