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NEC(中国) 上海でソリューションフェア およそ1500人を集める
2015/07/16 19:03
週刊BCN 2015年07月13日vol.1587掲載
イベントの冒頭、日下総裁が挨拶し、今回のテーマ「智慧之城 創想未来(Smart City Bright Future)」を紹介。NEC(中国)では、ITを活用した次世代都市「スマートシティ」を重点分野として、「安心・安全(セキュリティ)」「健康(ヘルスケア)」「環境(エネルギー)」に関わるソリューションを提供している。日下総裁は、例としてセキュリティ分野の顔認証エンジン「NeoFace」を挙げ、「米国国立標準技術研究所(NIST)が主催した性能評価コンテストで、世界一位の評価をもらっている」とアピールした。NEC(中国)では、地場のSIerやカメラメーカーと連携して、NeoFaceを中国の政府機関や空港、オフィスなどに販売している。
展示会場では、最新のソリューション約50種類を紹介。顔認証エンジンを用いて、入学試験などでの替え玉受験を防止するソリューションや、中国で問題になっているPM2.5などの大気汚染物質をセンサ機器を通じて観測できるソリューションなどが来場者の注目を集めた。
NEC(中国)の本社会計2014年度(15年3月期)の売上高は約800億円。2015年度には、これを1000億円に引き上げることを目標としている。中国国内事業の拡大に伴い、すでに売上高に占めるオフショア開発の割合は1割程度に縮小しており、日下総裁は、NEC(中国)グループが抱える約2000人のSEについて、「従来はオフショア開発を手がけていた人材を、国内向けのソリューション開発に移行させている」と説明した。
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