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菱洋エレクトロ ASEAN地域でITシステム事業を本格化 現地の日系製造業を開拓
2015/07/09 19:03
週刊BCN 2015年07月06日vol.1586掲載
栗城利章
マネージャ
中国現地法人の菱洋電子(上海)は、2007年からITシステム事業を展開済みで、現地の日系企業を中心に、ITインフラの構築・導入や、ソリュ―ション・サービスを提供している。2014年度(14年12月期)のITシステム事業の売上高は約14億円。昨年は、業務提携先の神州数碼(デジタルチャイナ)が中国全土に抱える拠点網を活用して、共同で中国の日系企業に対する保守サポート事業に乗り出したほか、ITホールディングスグループ(ITHD)のクオリカと協業し、生産管理システム「AToMsQube」の販売を開始している。
菱洋電子(上海)のITシステム事業を率いる栗城利章マネージャが、ASEAN地域の営業活動を指揮する。第一弾のターゲットは、菱洋エレクトロが得意とする日系製造業のタイ拠点だ。帝国データバンクによると、2014年1月時点でタイには3924社の日本企業が進出しているが、このうちの56%が製造業となっている。栗城マネージャは、「ITインフラの新規・リプレース案件を積極的に刈り取っていくほか、主力商材として、クラウド型の生産管理システムをタイでも拡販したい」と意欲を示している。
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