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ミラクル・リナックス、Cisco製サーバーの監視を統合するUCS向けオプション
2015/06/26 18:59
「Cisco UCS」は、シスコシステムズ(シスコ)が提供するサーバー、ネットワーク、ストレージアクセス、仮想環境を密接に結合したシステム。「MIRACLE ZBX」は、オープンソース統合監視ソフトウェア「Zabbix」をベースとして、ミラクル・リナックスが独自に開発したエンタープライズ用途に特化した統合的なシステム監視ソフトウェアとなっている。
今回提供開始する「MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション」は、Cisco UCSの管理ソフトウェア「Cisco UCS Manager」とAPI連携し、Cisco UCSの監視設定を容易に実現。複数のサーバーの監視設定を一元管理し、サーバー、ネットワーク、仮想環境を含むシステム全体の監視を可能とする。「MIRACLE ZBX」と「MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション」を活用することで、Cisco UCS環境で信頼性の高い監視システムを低コストで実現する。
なお、「MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション」は、シスコが定めるテスト基準でUCS Manager(UCS Manager 2.2.1)との相互接続試験(Interoperability Verification Testing:IVT)に合格し、Ciscoサーバー向けのサードパーティ製品として日本国内で初めてCisco Compatibleの認定を取得している。この認定により相互運用性が検証済になるため、顧客は導入時間やコストを削減することができる。また、万が一の問題発生時には、シスコとミラクル・リナックスが協力して、相互運用性に起因する問題の解決に対応する。
税別価格は、
<製品ラインアップ>MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション V1.0 サポートパック(表示価格はすべて税抜)
1年サポートパック 360,000円 (1年延長サポート:60,000円)
3年サポートパック 453,000円 (1年延長サポート:60,000円)
5年サポートパック 525,000円 (1年延長サポート:60,000円)
<監視可能環境>
Cisco UCS 6100 シリーズ ファブリック インターコネクト
Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト
Cisco UCS 5100 シリーズ ブレード サーバ シャーシ ※
Cisco UCS 2200 シリーズ ファブリック エクステンダ ※
Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ ※
Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバ ※
※なお、5100シリーズ、2200シリーズ、およびBシリーズとCシリーズは、ファブリックインターコネクト経由での監視となります。
<稼働環境>MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション V1.0
<対応OS>
Asianux Server 4 == MIRACLE LINUX V6 以降
Red Hat Enterprise Linux 6
CentOS 6.x
<対応監視ソフト>
MIRACLE ZBX 2.0.x
MIRACLE ZBX 2.2.x
<出荷開始日>2015年7月1日
【MIRACLE ZBX Cisco UCS監視オプション 製品ページ】http://www.miraclelinux.com/product-service/zabbix/lineup/option/ucs
* Cisco Compatible について:シスコソリューションパートナープログラムでは、参加している開発パートナーの製品とシスコ製品の相互接続試験(Interoperability Verification Testing: IVT)を実施しています。このIVTでは、定められたテスト基準に基づいた相互運用性を確認します。
Cisco Compatibleロゴが付いた製品は、特定のシスコ製品とバージョンとのIVTを完了したことを意味しており、お客様は改めて相互運用性を検証する必要がないため、導入時の時間やコストを抑えることができます。問題発生時には開発パートナーとシスコが協力し、相互運用性に起因する問題を解決します。
■Cisco UCSについて
「Cisco UCS」は、シスコシステムズ合同会社が開発、販売しているサーバソリューションの総称。ラックマウント型のCシリーズ、ブレード型のBシリーズがあり、関連コンポーネントとしてブレードサーバシャーシ、ファブリックエクステンダ、ファブリックインターコネクト、管理ソフトウェア「Cisco UCS Manager」などが用意されています。
■MIRACLE ZBXについて
「MIRACLE ZBX」シリーズは、オープンソース版統合監視ソフトウェア「Zabbix」をベースとして、ミラクル・リナックスが独自に開発したエンタープライズ用途に特化した統合的なシステム監視ソリューションです。本ソフトウェアは、ミラクル・リナックスが独自でパッケージを作成しサポート提供しているものであり、Zabbixの開発元であるZabbix SIA社が推奨もしくはサポート提供やスポンサーしているものではありません。
■ミラクル・リナックス株式会社について
ミラクル・リナックスは、2000年6月にLinuxサーバビジネスを主軸として創業し、一貫して信頼性、安定性、品質を重視したLinuxサーバOSを提供し続けています。近年では、従来のサーバビジネスにとどまらず、企業向け統合監視ツールMIRACLE ZBXのビジネスをはじめ、オープンソース・アプリケーションの開発、サポートにも取り組んでいます。カーネル技術を生かして組込み事業にも本格参入し、カーナビゲーション、自動販売機、医療機器、映像配信機器など用途別専用機器向けのEmbedded MIRACLEを提供しています。また、デジタルサイネージ用途に特化したプレイヤー「MIRACLE VISUAL STATION」を開発し、2010年6月より販売しています。
今後オープンソースの利用が様々な用途に広がっていく中で、それらを下支えするプラットフォームベンダーとして、日本市場だけでなく世界市場に対してもビジネスを拡大していきます。
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