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セゾン情報システムズ 中国の販売事業が黒字化 2015年度は売上倍増を計画
2015/06/11 18:59
週刊BCN 2015年06月08日vol.1582掲載
総経理
現在、顧客の8割方は、中国のローカル企業が占めている。好調の要因について張総経理は、「3年間、地道な営業活動を積み重ねてきたことで、中国国内での知名度が向上したことと、中国企業のシステム環境の発展によって、データ連携に関するニーズがでてきたことの影響が大きい」と説明する。
15年度は、引き続きローカル企業の開拓を進めるとともに、これまで手薄だった日系企業向けの提案を強化する。ローカル企業は、金融業・通信業・国有企業が「中国のIT投資の49%を占めている」(張総経理)とみて、主要ターゲットに選定。国有企業は、日系ITベンダーが単独では入り込みにくい領域だが、世存信息技術(上海)では、「海度」を現地パートナー企業にOEM供給しており、パートナーのブランド「得安天信」として提供している利点を生かす。日系企業に対しては、データ連携のニーズが期待できる「約1000社の中型企業」を主要ターゲットとして販売していく。
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