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NTT ComとBCN、“日本品質”を追求した国産クラウドの魅力を紹介するセミナーを共催
2015/03/25 18:59
基調講演では、『週刊BCN』の畔上文昭編集長が、「日本は“過剰品質”で勝負せよ」と題して自説を述べた。畔上編集長は、グローバルにおけるクラウドの最新動向を解説し、企業が新たに構築するシステムの多くがハイブリッドを含めるとクラウドを活用する方向にあるとした。そして、日本のSIerは数よりも質の市場を攻めるべきとして、品質の価値を見直す必要性を訴えた。「日本のSIerは世界的にみても独自の存在であり、アジアを中心として、日本型のSIのニーズがある。過剰品質は、日本企業が勝ち抜く武器になる」と強調した。
セッション1では、NTT Comでクラウドサービス部販売推進部門主査を務める林雅之クラウド・エバンジェリストが、「クラウドファースト時代のクラウドインテグレーターとクラウドサービスベンダーの今とこれから」と題して講演した。
林エバンジェリストは、業界構図の今について触れながら「世界のクラウド事業者においては、すでに淘汰の動きが出ている」として、価格競争やサービス競争の状況を解説した。そして、クラウドファースト時代で中堅・中小のSI事業者は、クラウド事業者との連携(クラウドエコシステムの枠組みに入る)を検討すべきとして、SIerによる「Bizホスティング Cloudn」の活用例やパートナーによる協業例を紹介した。
セッション2では、NTT Comのパートナー企業として、eBASEの窪田勝康取締役、テクニカル・ユニオンの戸倉正貴代表取締役、ジグソーの坂本勝也・企画グループマネージャが登壇し、それぞれ「Bizホスティング Cloudn」を活用したサービスを紹介した。
最後には、畔上編集長がモデレータを務め、セッション1と2で講演したNTT Comの林エバンジェリスト、eBASEの窪田取締役、テクニカル・ユニオンの戸倉代表取締役、ジグソーの坂本マネージャの4人によるパネルディスカッションを実施。国産クラウドの魅力、品質への評価、NTT Comとの協業のメリットなどをテーマに活発な議論を展開した。
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外部リンク
NTTコミュニケーションズ=http://www.ntt.com/