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IDCフロンティア ビッグデータを事業化 SIerとコンサル提供も
2015/03/12 18:59
週刊BCN 2015年03月09日vol.1570掲載
グループリーダー
このところ、DC/クラウドサービスのコモディティ化やベンダー間競争の激化が進んでいるなかにあって、インフラ案件にビッグデータなどの付加価値をつけることにより、利益の創出につなげることがITベンダーにとって急務になっている。
調査会社のIDC Japanによると、ユーザー企業の業務部門がビッグデータ活用の重要性を認めるケースが増えているという。とくに、従業員数が5000人以上の大手企業では、(テストを含め)ビッグデータを活用したり、活用を検討している比率は3割に達する(図参照)。しかし、IDC Japanは、「ITベンダーは実証実験を通じて、現実的な収益貢献を成功させることが重要」と捉えている。単にツールを提供するだけでは、中長期的に案件獲得につながらない可能性が高くなるというわけだ。
その打開策として、IDCフロンティアは、「パートナーの力を借りて、コンサルティングも合わせて提供することに注力する」(赤星グループリーダー)方針だ。相乗効果を図りながら、将来、ビッグデータ事業の売上比率をクラウド事業と同等の水準に引き上げることを目指す。(ゼンフ ミシャ)
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