ニュース
台湾EMS大手の新金宝グループ、フィリピンに生産工場を建設、約8000人を雇用
2015/03/09 18:59
新金宝グループは、中国やタイなどのアジア地域を中心に、全世界で18の工場を保有し、約4万5000人の従業員を抱える台湾の大手EMS事業者。2014年の売上高は約75億米ドル。これまでは、主に中国での製造を展開していたが、人件費の高騰や人員不足などの課題を解消し、より低価格・高品質の製品を顧客に納品することを目的に、近年は、東南アジア地域での製造に力を注いでいる。
フィリピンでは、12年にカルコンプ・テクノロジー・フィリピンを設立。同社の業績が好調に推移していることから、14年2月にはキンポ・エレクトロニクス・フィリピンを設立し、今回の新工場の建設に至った。新工場の敷地面積は約14万m2で、延床面積は電卓生産工場としては世界最大規模の8.2万m2を計画。工場内には、高効率の生産体制を確立するため、COB自動実装ラインやPCBA(プリント板ユニット)自動試験装置、SMT(表面実装)基盤外観検査装置、自動旋盤などの最新設備を取り入れ、計45本の組み立てラインと、27本のSMTラインを配備する。なお、工場の敷地内にはR&Dセンターを併設し、自社ブランド製品やソフトウェア開発も行う予定。
- 1
関連記事
NTTデータ イントラマート、中国・ASEAN地域で「Accelコンソーシアム」のパートナーソリューションを提供
NECフィールディング中国法人、リテール業向けトータル支援サービスが好調、2014年度は過去最高の売上高を記録
ECソリューションの商派軟件、ユーザー企業が急増、チャネル網の整備に意欲
日立製作所 中国SI子会社のHISSを清算 業績不振で将来性見込めず
日立ソリューションズ(中国)、浙江省・嘉興市と連携、現地中小企業にSaaS提供