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エス・アンド・アイ インタークラウドを本格立ち上げ 複数クラウド基盤を一体的に運用
2015/02/12 18:55
週刊BCN 2015年02月09日vol.1566掲載
ユーザーIT基盤のクラウド移行の勢いが増すなか、S&Iがビジネスチャンスを見出したポイントが“インタークラウド”である。同社ではサービス名称を「S&Iクラウド・マネージドサービス」とし、IBM SoftLayerなど複数の主要なパブリッククラウドを横断的に運用していく。
用途によって適したクラウドサービスは異なり、場合によってはオンプレミス(客先設置型)によるハードウェア購入に至るケースもある。「オンプレミスから主要クラウドまで、幅広くマネージしていくことでユーザーニーズに応えていく」(S&Iの川辺隆史・サービス本部本部長)ことによって、SIerとしての競争力を高めるのが狙いだ。
今回、S&Iがインタークラウドを実現するにあたっては、主要なクラウドサービスの相互接続を強みとするエクイニクス・ジャパンのサービスを活用している。エクイニクスはデータセンター(DC)事業者であると同時に、IX(インターネットエクスチェンジ)や通信キャリアの相互接続サービスを早くから手がけており、ここ数年は主要クラウドサービス間の相互接続サービスにも力を入れてきた。S&IではエクイニクスのDCにインタークラウドのハブとなるIT機器を設置し、「エクイニクスのITインフラを活用しつつも、当社独自のインタークラウドサービスを構築する」(S&Iの高須賀潤一・サービス本部第2サービス部部長)という方式を採用している。
野口敬之
シニアセールスエンジニア
インタークラウドによって、例えば本番環境はオンプレミスで、バックアップはクラウドといった使い方や、それぞれのクラウドサービスの特性に合わせて使い分けるなど、ユーザーのクラウド活用の幅が広がる。S&Iでは向こう1~2年で「S&Iクラウド・マネージドサービス」のユーザーを100社規模に増やしていく構えだ。(安藤章司)
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