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TIS 時代はマルチプラットフォーム ハイブリッドはもう古い!
2015/01/22 18:54
週刊BCN 2015年01月19日vol.1563掲載
エキスパート
ユーザー企業の状況に目を向けると、パブリッククラウドの使い勝手がいいために、社内の事業部門がそれぞれ好みのサービスを使い始めてしまい、ITガバナンスがききにくくなっているケースが散見されるようになった。「AWSだけで五つも六つもアカウントがあるユーザー企業も珍しくない状況」(同)という。TISのマルチプラットフォームサービスを活用することで運用コストの削減やサービスメニューの最適化、ITガバナンス、情報セキュリティの強化に役立つ。
同じクラウドサービスでも、仔細にみるとそれぞれの違いや特徴がある。まずT.E.O.S.は独自に構築してきたこともあって、パブリック方式からプライベートクラウド方式まで幅広く対応でき、自由度も高いのが特徴だ。だが、「ほんとうに小規模なシステムから使い始める場合は、AWSのほうが割安」(同)であることもわかってきた。SoftLayerは他のパブリッククラウドにはない物理(ベアメタル)サーバーの直接利用や、国内外のSoftLayer間のネットワークは固定料金で自由に使えるなどの特徴をもつ。vCloudは当然ながらVMwareユーザーとの相性がいい。
TISでは、こうしたクラウドサービスの特性や運用ノウハウを他社に先駆けて習得していくことで、競争力を高める。(安藤章司)
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