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パナソニック、シンガポールのITソリューション企業を買収、アジア地域での業務用無線通信システム事業を拡大
2015/01/06 18:55
出資によって、パナソニックのRFNETに対する持株比率は51.9%となり、RFNETはパナソニックグループ企業となる。出資は、パナソニック社内カンパニーのAVCネットワークス社(AVC社)傘下のインフラシステム事業部(ISBD)が、AVC社経由でPAへ預託するかたちで行う。出資完了は1月中旬の予定。
RFNETは、シンガポールに本社を置き、マレーシアやタイなどのアジア地域で公共分野や屋外向け業務用Wi-Fiネットワークソリューションに関する機器開発、システム設計、カスタマイズ事業を手がけるベンダー。交通や教育分野に向けた機器サプライやODM、SI(システム・インテグレーション)、無線設計コンサルティングに強みをもつ。
ISBDは、アジアを中心とした新興国市場で、業務用無線通信システム、ITS(高度道路交通システム)、自営無線の三つのソリューション事業を重点的に展開することを目指している。RFNETの買収によって、まずは業務用無線通信システム事業で現地のニーズに適した商品開発力を獲得してラインアップを強化し、現地の顧客に密着したSIerとしての体制とバリューチェーンの構築を推進する。
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