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日立製作所 JP1のメジャーバージョンアップ版 2015年に発売、自動化機能をさらに強化
2014/12/25 18:54
週刊BCN 2014年12月22日vol.1560掲載
現在の最新バージョンである10.5では、オープンソースソフト(OSS)の「OpenStack」で構築・管理されているプライベートクラウドや、「Microsoft Azure」および「Amazon Web Services(AWS)」など複数のパブリッククラウドを一元管理する機能、システム管理者が稼働状況などを確認しやすくしたポータルツール、稼働状況監視やトラブル対応などの運用業務を軽減する自動化ツールを新たに加えていた。「やさしい運用管理がバージョン10のテーマで、10.5はその集大成の位置づけ」(加藤恵理・情報・通信システム社ITプラットフォーム事業本部統合PF開発本部ITマネジメントソリューション開発部主任技師)という。
JP1は、メジャーバージョンアップ版を3年サイクルでリリースする計画を以前から進めており、このスケジュールに沿ってバージョン11(仮)を2015年に発売する。「次期バージョンでもポイントの一つになるのが、自動化。システムの運用を完全自動化することがいいとは思っていない。人の業務とシステムによる自動化の役割分担が大切で、互いのメリットを生かしたJP1なりの運用自動化を提案できるようにしたい」と加藤主任技師は語る。(木村剛士)
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