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ミラクル・リナックス、「Hatohol」体験版の仮想マシンイメージを無償公開

2014/12/25 18:54

 ミラクル・リナックス(児玉崇社長)は、システム監視やインシデント管理、ログ管理など、さまざまな運用管理ツールを統合するオープンソースの運用統合ソフト「Hatohol」を簡単に体験できるVMware用の仮想マシンイメージを開発し、12月24日にMIRACLE Labsで無償公開した。

 公開する仮想マシンイメージでは、複数のZabbixとNagiosサーバーを活用している環境で、監視サーバーの一括監視による利便性を体験することができる。仮想マシンイメージとして、「Hatohol」をセットアップ済みの状態で提供するので、仮想環境にインポートして、すぐに利用できる。仮想マシンイメージの機能は、複数のZabbix/Nagiosサーバーを統合してイベントを管理する機能と、Redmineと連携してアラームをインシデント管理する機能を提供する。

 現在「Hatohol」は、ZabbixとNagiosが保持するイベントなどの情報を集約する機能と、それらを統合して表示する機能をもっている。今後、OpenStackのハイパーバイザーが管理している仮想マシンのリソース情報の収集機能と、システム上に散在するログの管理機能を「Hatohol」に追加することで、ゲストOSやアプリケーションのリソース情報とログ、仮想マシンのリソース情報、物理マシンのリソース情報とログを集約できるようになる。さらに、これらの情報を一元表示するグラフ機能を追加する。

 同時に、Redmineでのインシデント管理やfluentdでのログ管理など、各種OSSとの連携を進め、次世代IT基盤によるエコシステムを開発し、クラウド環境/オンプレミス環境の統合的な運用管理とその工数削減を実現して、OSSによる運用管理の課題解決を図る。
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外部リンク

ミラクル・リナックス=http://www.miraclelinux.com/

「Hatohol」=http://www.miraclelinux.com/product-service/hatohol