ニュース

キッセイコムテック中国法人、コンテンツ管理システムの販売を本格化

2014/12/22 18:54

週刊BCN 2015年01月19日vol.1563掲載

【上海発】キッセイコムテックの中国現地法人、普拉内特計算機技術(北京)(飯嶋弘総経理)が、中国の日系企業に向けたコンテンツ管理システム「FinLibrary」の販売を本格化する。飯嶋総経理は、「2015年は20~30社に販売したい」と意気込む。

 普拉内特計算機技術(北京)は、日本向けオフショア開発を手がける企業として1998年に設立。2004年にキッセイコムテックが出資して、現在は100%子会社になっている。日本向けオフショア開発を専業にしてきたが、キッセイコムテック日本本社がスクラッチ開発などの開発量の多いビジネスを軽減していることから、今後は中国国内でのビジネスに力を注ぐ。

 「FinLibrary」は、画像や動画、Officeファイルなどのコンテンツをサーバーに保管し、スマートデバイス上に配信して閲覧するシステム。営業・商談時の資料説明や、店舗販売時の商品説明、会議での資料共有、工場など、作業現場での資料参照などのシーンで活用できる。

 中国では、インフォテリアの現地法人などもコンテンツ管理システムを提供しているが、飯嶋総経理は、「『FinLibrary』は、競合製品と比べてUI(ユーザーインターフェース)がすぐれている。指一本で操作でき、利用方法を細かく説明しなくても、簡単に使いこなすことができる。画質もいい」とアピールする。ラベル検索や履歴検索機能、コンテンツ上への文字の書込み機能も備える。

 すでに日系大手光学機器メーカーで、約450ライセンスの導入実績がある。飯嶋総経理は、「2014年から、中国では企業のタブレット端末の活用が進んでいる。中長期での需要を見込むことができる」と期待している。(上海支局 真鍋武)

飯嶋弘総経理
  • 1

関連記事

富士ゼロックス(中国)、モノクロA3複合機3機種を発売、市場シェア1位へ猛進

SBPS大連、中国でクラウド型採用支援サービスを提供、現地の大手人事サービス企業と協業

NEC(中国)、中国の個人向け健康機器市場に参入、糖質計と血圧計を2015年中頃に発売

ANWILL、「用友」と連携するデータ分析・帳票作成ソフトを開発、初年度100社への販売を目指す

上海OBC、上海財経大学と共同展開の現地企業向け会計クラウド、ユーザー数が5万社を超える

外部リンク

キッセイコムテック=http://www.kicnet.co.jp/

普拉内特計算機技術(北京)=http://www.planet-grp.com.cn/jp/index.html

【導入成功事例~文教編~】

授業効率と学生満足度を向上させたクリエイター向けPCとは?!

× こちらから>>