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NTTデータ イントラマート、中国事業を再生へ、チャネル販売でビジネスを拡大
2014/12/12 18:54
週刊BCN 2014年12月22日vol.1560掲載
恩梯梯数据英特瑪軟件系統(上海)は、日本本社が獲得したアプリケーション開発基盤「intra-mart」案件のオフショア開発を目的に、2009年2月に設立。13年度(14年12月期)の売上高は約4億円だ。日系企業を中心とした中国での「intra-mart」の販売・保守サポート事業も手がけるが、売上高の8割近くはオフショア開発が占める。人件費高騰や円安元高によって、オフショア開発は大きく伸びる見込みがないことから、国内向けビジネスの拡大が急務になっている。
戦略は、チャネル販売の拡大だ。これまで国内向けビジネスは、約8割を直販で賄っていたが、今後はパートナーを通しての販売に力を入れる。日系IT企業を中心とした既存パートナー約30社を掘り起こすと同時に、非日系の販売パートナーを新たに10社程度拡充する。大利氏は、「すでに金融機関に強い香港の有力ITベンダーと手を結んだ。特定業種に強い企業と協業を進める」と説明する。
これによって、オフショア開発と国内向けビジネスの売上構成比の逆転を図る。顧客層も非日系企業へと広げ、まずは15年度に国内向けビジネスに占める非日系の割合を4割に引き上げる。大利氏は、「日系企業と共通の悩みを抱えているケースが多い外資系企業を積極的に開拓していく」と、これからのターゲットを語った。
「intra-mart」の訴求ポイントも変える。これまでは「文書ワークフロー」など、ワークフローエンジンを強みとして訴えてきたが、大利氏は、「今後、中国でニーズが高まっているクラウド対応や、BPM(ビジネスプロセスマネジメント)の切り口で提案していく」という。(上海支局 真鍋武)
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