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<ASEAN>TIS インドネシアで提携を拡大 クラウド市場の開拓に意欲示す
2014/12/04 18:54
週刊BCN 2014年12月01日vol.1557掲載
主査
TISはASEANでの事業拡大を方針に掲げ、なかでも、経済成長とともにクラウドに対する需要が旺盛になると見込むインドネシアの市場に期待を込めている。しかし、地場企業を開拓するにあたって、言葉の壁などネックが多いので、いかに地場ベンダーと組んで彼らの販売力を伸ばすかが成否を決める。そんな状況にあって、TISはANDAL SOFTWAREに対するマーケティング支援に力を注ぐ。12月に、ユーザー企業にクラウドの仕組みや活用方法について解説するセミナーをジャカルタで開催し、案件を獲得しやすくするための種まきをする。
「(インドネシアを)攻めるとしたら、ローカルから」──。現地でANDAL SOFTWAREとの商談を詰め、提携に導いたTISの内藤稔・IT基盤サービス本部IT基盤サービス企画室主査はそう捉えて、現在も、数社のパッケージベンダーとパートナーシップの話を進めているところだ。製品のSaaS化など事業拡大に向けた“本気度”を検証し、英語を駆使しながら、先方のマネージャークラスに、クラウド基盤の採用によるメリットを訴える。具体的な数値目標は明らかにしていないが、「中長期に事業を伸ばすうえで、インドネシアをエンジンにしたい」(内藤主査)と語る。
このところ、インターネットイニシアティブもインドネシアのクラウド市場に参入するなど、プレーヤーが増えている。地場の有力ベンダーを早急に見極めて提携を結ぶことが、競争に勝つためのポイントになる。
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