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大塚商会、「買う」「借りる」「利用する」で新たなサーバー需要に対応、適材適所のサーバー環境の構築・運用を支援
2014/12/03 18:54
SIerとしての顔をもつ大塚商会は、ユーザー企業の社内にシステムを構築するシステムインテグレーション事業を推進している。大塚商会が力を入れている製品・サービスの一つ、マイクロソフト関連を担当する浅野由紀子・マーケティング本部 MS Webソリューション課係長は、「SIerとして、お客様に最適なさまざまな製品を組み合わせて包括的にご提供・サポートできるのが当社の一番の強み」とアピールする。
大塚商会は、企業がもつさまざまなニーズに対応した製品・サービスを揃え、システム提案を行っている。最近、規模を問わず多くの企業が関心を寄せているのがクラウドサービスだ。これに合わせて、大塚商会はマイクロソフトのクラウドサービスをベースにしたビジネスを拡大。オンプレミス型システムのサーバー環境を社外環境と連携させたいという企業に対しては、「利用するサーバー」をコンセプトに「Microsoft Azure」上の仮想サーバーを提案、新たなサーバーの需要を掘り起こしている。
「利用するサーバー」のビジネスでは、ユーザー企業がMicrosoft Azureを導入する際に必要な情報の提供から検証支援、テスト利用、導入、運用までを、大塚商会が丸ごとサポート。浅野係長は、「クラウドサービスの導入意識が高まりつつあるのは、サーバーの管理負担を軽減できることや導入時間が短縮できるというのが大きな理由だ。そこで、Microsoft Azureを導入する際に最適な方法を提案して、ユーザー企業のニーズに応えている」という。
Microsoft Azureをベースとしたクラウドサービスの本格的な提供に伴って、大塚商会は、ユーザー企業がオンプレミス型システムを構築するために購入するサーバーを「買うサーバー」、大塚商会のDCに運用をアウトソーシングするサーバーを「借りるサーバー」と位置付け、役割や用途に応じたサーバーを提案している。しかも「買うサーバー」は、単にサーバーを売るだけでなく、仮想化環境を短期間で構築できる「Hyper N-Pack サーバー」を提供。「借りるサーバー」は、サーバー監視などをセットにした「2Uハウジング/2Uハウジングレンタル」をメニュー化した。「パッケージ化によって、企業が導入しやすい環境を整える」(浅野係長)ことが狙いだ。
浅野係長は、「『買うサーバー』は、キッティングを行うCTOセンターであらかじめ仮想化環境を設定して、容易に導入できるようにしている。『借りるサーバー』は、小規模で利用することができるようにして、導入の敷居を低くした」とアピールする。
最近では、「買うサーバー」「借りるサーバー」「利用するサーバー」を、組み合わせて提供するケースも出てきている。浅野係長は、「例えば基幹システムで『買う』、ファイルサーバーで『借りる』『利用する』という適材適所のサーバー選択でも、包括的にご支援することができている」と、その手応えを語る。クラウドサービスの台頭で、サービスの時代に入っているなかで、大塚商会はオンプレミス型システムを構築するSIerとしての実績を生かしながら、時代に即したビジネスを手がける。
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