ニュース
富士通システムズ・イースト 海外事業とクラウドに照準 海外は早期に100億円突破を目指す
2014/11/13 18:54
週刊BCN 2014年11月10日vol.1554掲載
社長
石川社長は、12年4月のトップ就任以降、一貫して人月単価ビジネスからの脱却と新規市場開拓を推進。クラウドと海外展開に力を入れているが、今年度はさらにアクセルを踏んでいる。
クラウド事業については、今年度から本格的にFJMと共同展開している。特定業種をターゲットにするクラウドを企画しており、第一弾として食品業向けクラウドと、ビル・工場の点検業務を支援する「teraSpection」をリリースした。teraSpectionは、ビルやマンション管理会社など10社ほどから受注。好調な滑り出しで販促策を積極的に行っていく。
一方、海外事業では日本で取引がある企業が海外進出した際、その現地法人のIT環境構築を担うプロジェクトが急増。とくにタイを中心に東南アジアのビジネスが好調だ。富士通グループの富士通システムズ・ウエストが設立したマレーシアの開発拠点「Global Hub for Solutions」と連携を取ることで、自社で拠点を設けなくてもスムーズにビジネスができているという。
石川社長は、「国内で提供しているクラウドは海外でも売れる可能性がある。実際、teraSpectionは海外の政府や企業と商談している」と話し、注力分野のクラウドと海外ビジネスの相乗効果を期待している。(木村剛士)
- 1
関連記事
富士通グループ3社、シャトレーゼにSaaS型ポイントサービスを提供
富士通システムズ・イースト、「BYODモバイルソリューション」の提供を開始
富士通システムズ・イースト、Windows Server 2003のEOS対応ソリューション
富士通システムズ・イースト、メインフレームリホストソリューションを提供
富士通システムズ・イースト、セキュリティ運用のワンストップサービス