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<ASEAN>NTT Com ミャンマーで土台づくり オフィス向けICTに力を注ぐ
2014/11/13 18:54
週刊BCN 2014年11月10日vol.1554掲載
カントリーマネージャー
NTT Comは2012年10月、ヤンゴンに拠点を開設。13年には、住友商事とNECとともにコンソーシアムを立ち上げ、ミャンマー政府に対して通信インフラを構築する取り組みを開始した。現在は、外資系を中心とする民間企業もICTインフラ整備に関する需要が旺盛と捉え、オフィス向けICTの提案に力を入れている。「とくにインターネットサービスの引き合いが活発で、当社としてお手伝いすることがたくさんあると実感している」(宮崎カントリーマネージャー)とし、「伸びしろがある」とみるミャンマー市場への期待感を高めている。
しかし、ASEANのなかでもGDPが低く、長年にわたる鎖国のせいで発展が遅れているミャンマーにおける事業展開はハードルが高い。現地で活躍しているビジネスパーソンをとくに悩ませているのは、電力供給が不安定で、停電がひんぱんに発生すること。NTT Comは、自社オフィスで発電機を動かすなどして対策を講じているが、本格的なビジネス拡大には、電力などの物理インフラの整備が不可欠だ。そんな情勢下で、NTT Comは手探りながら事業化を進め、先駆ベンダーとして、ミャンマー市場に入り込もうとしている。
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