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アイティフォー ノンバンク向け営業を強化 ASEAN向け割賦/リース需要狙う
2014/08/28 18:50
週刊BCN 2014年08月25日vol.1543掲載
取締役
常務執行役員
一方、ASEANでは、割賦やファイナンス・リースに焦点を当てる。成長市場では車やオートバイ、電機製品、厨房器材などの販社が、割賦やリースなどの金融サービスを手がけるケースが増えていて、「大規模事業者から個人向けまで、幅広いシステム需要が見込める」(大枝常務)とみる。
例えば、次のようなシステムが考えられる。飲食店が厨房器材を割賦購入した場合、毎月の支払いが滞りなく行われているかどうかを管理する債権管理システム。支払いが滞りがちな場合は、電話やメール、メッセンジャーなどのコミュニケーションツールを活用して督促するコールセンター向けCTIシステム。さらには新規顧客を開拓するための審査推進系のシステム。アイティフォーは、「これらをトータルで売り込む」(大枝常務)ことで海外ビジネスの活性化を図る。
すでに複数の引き合いや商談が進んでいて、年内にはタイで同社にとって海外初の債権管理システムが本稼働する予定だ。国や地域で異なる法制度や言語への対応が求められるが、「ASEANや香港のノンバンク向けの基本部分は共通点が多い」(大枝常務)といい、こうした国や地域で実績を積んで、パッケージに磨きをかけていく。パッケージソフトはアイティフォー自身で開発し、知的財産権を所有しているので、市場別に手直ししやすい側面がある。同社では、これらの取り組みによって、向こう3年でノンバンク向け事業の2~3割を海外で売り上げていく目標を掲げている。(安藤章司)
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