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BCNとソフトバンクC&S、クラウド&モバイルファースト時代のビジネスをテーマにセミナーを開催
2014/08/21 18:50
セミナーでは、前半に二つの基調講演で、クラウドファースト、モバイルファースト時代のキーワードを説明。デモを通じて「Dynamics CRM」や「Office 365」の活用方法を紹介した。
基調講演1では、「SI新時代に生き抜く方法~従来型SIの終焉――。その先にあるビジネス~」と題して『週刊BCN』の木村剛士編集長が講演した。
木村編集長は、この1年を振り返って、パラダイムシフトを引き起こした10大トピックスを紹介。「IBMのx86サーバー売却」「マイクロソフト特需」「ASEAN(進出)ラッシュ」などのほか、最後に「情シス不要、SI崩壊」を取り上げて、クラウド普及の影響とあわせて、ユーザー部門にシステム開発などの主導権が移りつつある点を指摘した。そのうえで、この先のビジネスにつながるキーワードとして、「CIer(クラウドインテグレータ)」「SMACS(Social Business、MobileFirst、Analytics/Big Data、Cloud、Security)」「ウェアラブル」「地方」「中国」の五つを挙げた。
基調講演2では、「クラウド/スマートデバイス時代の針路とは ~マイクロソフトの最新技術動向に見る、失敗しないクラウド/スマートデバイスのヒント~」と題して、日本マイクロソフト業務執行役員の西脇資哲エバンジェリストが講演した。
西脇エバンジェリストは、変化するデバイスと活用シーンの関係を「コミュニケーション」「プレゼンテーション」「コラボレーション」という三つのステップで紹介。ステップ1の「コミュニケーション」である社外でのメールやスケジュールの確認は、1999年に携帯キャリアがインターネット接続を完了した時点ですでに実現していると指摘。「今さら新しいデバイスを導入して『コミュニケーション』を実現することがユーザー企業の目的ではなく、より高度な『プレゼンテーション』や『コラボレーション』を実現することが目的だ」と指摘した。そして、「Dynamics CRM」や「Office 365」の活用方法として、医療機関向けのWindows 8.1タブレット端末とBluetooth通信を活用して血圧計のデータを取得するデモや、遠隔地の医師役とビデオ会議で結んで、模擬的な心臓疾患手術を共同作業するデモを披露した。
午後の部では、ソフトバンクC&SのICT事業本部MD本部ビジネスソフトウェア統括部ビジネス開発課の齊藤主典課長による「間もなく登場!サーバーいらずのワークフローソリューション Nintex Workflow for Office 365のご紹介」と題したセミナーなど、「Microsoft Azure」「Office365 SharePoint」「Office365 安全性強化」という三つのテーマの分科会に分かれ、14種類のセッションを開催。それぞれ参加者の高い関心を集めた。
なお、ソフトバンクC&Sは、米マイクロソフトが開催したパートナー向け年次イベント「Worldwide Partner Conference 2014(WPC 2014)」で、「Microsoft Azure」の販売実績で世界No.1のベンダーとして表彰された。
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