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キューアンドエー、自社イベントで事業戦略を説明、「リアルを生かしながらリアルに依存しない」
2014/08/21 18:50
キューアンドエーは、1996年に横河電機の社内ベンチャーとして創業。個人や法人に、コールセンターやスタッフの訪問で、PCや家電の設定・操作サポートサービスなどを提供している。現在はNECネッツエスアイの傘下に入り、サービスセンターは全国に10拠点。なかでも宮城県には3拠点を設置し、約1000席のキャパシティをもつ。サービス提供業務は個人や法人から直接請け負うケースもあるが、協業するハードメーカーやISP、通信事業者から委託を受けるケースもある。売上高の3分の1は、NTTグループからだという。
「創業から7年間は赤字が続いて苦しい思いをしたが、その後は10年連続で黒字を達成している」(金川社長)。グループ会社を含めて、年商は約165億円まで成長。2014年度から3か年の中期経営計画を推進し、最終年度に売上高200億円、営業利益10億円を目指している。
金川社長は、今後の経営方針について「リアルの強みを生かしながらも、リアルに依存しない」と表現。「既存のリアルのサービスインフラと、新たにウェブサービスを組み合わせてビジネスの拡大を図る」とした。また、国内だけでなく海外も視野に入れて事業を展開する計画も示した。
さらに、これらの方針の一環として、国内外3社の企業と業務提携したことを紹介。米国のITベンチャーでスマートデバイス向けアプリ開発のGeekatoo、大阪の新興企業であるWarrantee、そして翻訳サービス大手の翻訳センターとの協業内容を説明した。
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