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サイバーテック、フィリピンのITアウトソーシング事業を強化、オフィスを2倍強に拡張

2014/08/01 18:50

 XMLデータベースなどを展開するサイバーテック(橋元賢次社長)は、8月1日、フィリピンのITアウトソーシング事業を強化することを明らかにした。同日に現地拠点のオフィスを移転し、従来の2倍強のスペースに拡張した。

サイバーテックの橋元社長は「ITアウトソーシングを3倍にする」と意気込む

 オフィス面積は、以前の80m2から倍以上の200m2に拡張。現地拠点が8月1日に開設8周年を迎えるにあたって実施したもので、10周年時には、従業員数も現在の45人から100名に増やし、売上高も3倍を目指す。

 サイバーテックがフィリピンで展開するITアウトソーシング事業は、日本企業を対象に「CMS導入・運用保守」「大量データ加工」「英語対応・英語サポート」の3種類を提供。現在、売上全体の約2割を占めるまでに成長した。

 中国や東南アジアのオフショア地域に比べ、2割以上を日本人スタッフが占めることで、国内地方ITベンダーの「ニアショア」と同等レベルの品質をもつ。橋元社長は、「例えば、CMS導入・運用保守で通常1800万円の案件の場合、フィリピン拠点だと半額ですむ。日本品質でフィリピン価格だ。中堅・大企業からの発注が増えている」と話す。オフィスの移転・拡張を控えた7月、日本本社では受注専任の直販チームを設立した。

 フィリピンオフィスの人員が増えることで、対応する業務範囲が拡大するため、取り組みを適切に告知するウェブページ(http://www.itoutsourcing.jp/)をリニューアル。一連の事業拡大を記念して、抽選で10名にオフィスのあるセブ島産の「Cebu 7Dドライマンゴー」をプレゼントするアンケートを実施する。また、8月中にラボ契約1人月相当以上を発注すると、もれなく現地直送のマンゴーを、9月までに10人月相当を発注すると、フィリピン・セブ島行きの往復航空券が贈られる。(谷畑良胤)
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サイバーテック 社長 橋元賢次

外部リンク

サイバーテック=http://www.cybertech.co.jp/