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アイティフォー、アイ・シー・アールを子会社化

2014/07/23 18:49

 アイティフォー(東川清社長)は、アイ・シー・アール(ICR、今井重好社長)の株式を7月22日付で取得し、連結子会社にすると発表した。

 アイティフォーは、民間金融機関やノンバンク向けの債権管理システムを独自開発して提供し、とくに地方銀行やサービサーでは高いシェアを獲得している。こうした民間分野での開発ノウハウと回収率向上の実績を踏まえ、ここ数年は地方自治体での税金や国民健康保険料などの滞納整理、電話催告のシステムを独自開発して提供するとともに、12年からは催告業務自体を請け負うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)分野へ業務範囲を拡大してきた。

 一方、ICRは、地方自治体の国民健康保険料などの滞納整理、催告による徴収率向上で業務ノウハウがあり、着実に成果を上げている。アイティフォーとICRは、公共分野での滞納整理、催告業務で互いの強みを発揮しつつ、補完関係を築くことができる点で合意し、株式取得に至った。

 今後、アイティフォーグループは、既存の滞納整理、電話催告のパッケージソフトにICRの運用ノウハウを加味し、より競争力のあるパッケージソフトを開発し、顧客に提供していく。なお、ICRとICRの子会社であるシー・ヴィ・シー(富松藤吉社長)は、アイティフォーの連結子会社になる。
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外部リンク

アイティフォー=http://www.itfor.co.jp/

アイ・シー・アール=http://www.aicr.co.jp/