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<WPC 2014>初日の基調講演にケビン・ターナーCOOが登場、今年度の注力4ポイントを解説、恒例のライバル比較も
2014/07/15 18:49
今年度、力を入れるのは施策は四つ
五つのメガトレンドと、それぞれのマイクロソフトの優位性を強調したうえで、ターナーCOOは、今年度力を入れる4点を掲げた。一つは、クラウドで「Microsoft Azure」と「Microsoft Office 365」、そして「Microsoft Dynamics CRM Online」に力を入れること。二つ目は、モバイルデバイスとのその管理ソリューションの拡販。三つ目がライバルとの差異化要素として「Disruption」「Differentiation」「Speed」の3点を強化すること。そして四つ目が、顧客満足度の向上だ。
恒例のライバルとの比較も
ターナーCOOの講演で恒例のライバルとの比較は、今回も健在だった。「ハードウェア」と「クラウド」「トラディショナル(オンプレミス系製品)」の3分野でのライバル会社を挙げ、重きを置く製品・ソリューションでは資料を用意して優位性を示した。仮想化「Hyper-V」ではヴイエムウェア、データベース「Microsoft SQL Server」ではオラクルとIBM、クラウドサービス「Office 365」とPC/タブレット端末ではアップルとグーグルを挙げ、ライバルが劣っている点やマイクロソフトが他社に比べてすぐれている点をアピールした。
アップルとの比較では、工場で使われているPCのOSにWindowsが採用されている写真を使い、「ハードはMacでも、なかで動いているOSはWindows。アップルもWindowsのユーザー」と話し、会場の笑いを誘った。
1時間以上の長時間にわたる講演だったが、会場に集った多くのパートナーは最後まで耳を傾け、マイクロソフトとの協業による価値を再確認していた。(木村剛士)
・ケビン・ターナーCOOが基調講演、恒例の他社比較で優位性を強調
・米マイクロソフト、二つのパートナー向け販売プログラムを発表、タブレットと「Office 365」拡販
・米マイクロソフト、「Microsoft Store」を100店舗以上展開、中国にも初出店
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