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<WPC 2014>初日の基調講演にケビン・ターナーCOOが登場、今年度の注力4ポイントを解説、恒例のライバル比較も
2014/07/15 18:49
初日の基調講演は、ケビン・ターナーCOO。ここ数年のWPCでは、CEOが初日の基調講演のスピーカーを務め、ターナーCOOは3日目に登場していたが、今回はナデラCEOが3日目に登壇する予定で、代わりにターナーCOOが初日に壇上に上がり、1時間10分にわたって熱弁を振るった。
メガトレンドは五つ セキュリティを追加
冒頭、ターナーCOOは、今年2月に就任したナデラCEOが打ち出した「モバイルファースト」「クラウドファースト」というキーコンセプトを強調したうえで、ITビジネスを成長させるカギになる五つのメガトレンドを紹介した。「これまで掲げてきた『クラウド』『モバイル』『ソーシャル』『ビッグデータ&BI』に、今年から『セキュリティ』を加えた。これらのトレンドは、過去にはないビッグチャンスを私たちとパートナーにもたらす」と話し、それぞれのトレンドでのマイクロソフトの優位性を語った。
「クラウド」では、世界17か所にクラウドを提供するリージョンを設けている点などを強調。また「モバイル」では、ノキアの携帯電話事業部門の買収効果が順調に出ている点と、「Windows Phone」を活用するパートナーが着実に増えている点をアピールした。モバイルデバイスを効率よく管理する「Enterprise Mobility Suite」というソリューションにも言及した。
ターナーCOOは、ライバルに後れを取っているモバイル端末にも言及。全世界・全デバイスのなかで、マイクロソフトのシェアは14%という数字を披露した。「PCでは90%を超えるシェアをもっているものの、全デバイスでは14%程度。この数字は、私たちが挑戦者であることと、将来に大きな可能性があることを意味している」と説明した。
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