ニュース
成都ウィナーソフト、新三板市場に上場へ、今後3年のCAGR100%目指す
2014/07/14 18:49
2006年5月設立の成都ウィナーソフトは、ホールディングス体制で傘下に9社の事業会社を配置。成都ウィナーソフトが事業会社への投資と運営を行っている。
9社の事業会社のビジネスは、(1)マーケット調査や企業登記、人材採用、マーケティングなどの「日系企業の中国進出に対するサポート」(2)ITO・BPOなどの「サービスアウトソーシング」(3)日本語学校やIT技術者養成学校、通信教育などの「教育・人材サービス」の三つに大別される。本業以外の業務を総じてサポートすることから、周総裁兼CEOは、自社を「IT企業・企業家のインキュベータ」と表現する。
2013年度(13年12月期)の成都ウィナーソフトの売上高は、約1億元。周総裁兼CEOは、「社会的な信用を得るとともに、社内のコンプライアンス体制を強化して、より健全な企業になる」ことを目的に、今年末から来年初頭にかけて、新三板市場に上場する決断を下した。全体の売上高の約30%を占めるグループ企業の数社を連結対象にして、上場後3年間の年平均成長率(CAGR)100%を目指す。周総裁兼CEOは、「すでに受注している案件だけでも、目標のCAGR100%の達成は底固い」と自信をみせている。(上海支局 真鍋武)
- 1
関連記事
NEC(中国)、ヘルスケア分野で新製品を発表、手をかざすだけで血糖値を測定できる「健糖宝」
日本ユニシス・エクセリューションズ、タイでエンジニアリングサービスを提供
IIJグローバルソリューションズ(中国)、クラウド事業が好調、前年度比3倍成長へ